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Q.どんな工事?
橋を支える柱をコンクリートでつくります
後志道延伸のため、仁木町の宮の川に架かる新しい橋の橋脚を施工します。
1.柱の基礎の部分には、直径8.5m、長さ12.0mの円筒形の杭をつくります。掘削は、地中を0.5~1m程度掘るごとに土留めを行いながら進めます。掘削が完了したら、内部に鉄筋を組み立ててコンクリートを打設し、杭をつくり上げていきます。
2.基礎杭の上に橋脚となる柱の部分をつくります。この柱の高さは10.5m、幅は6.5m、奥行きは3.5mです。基礎杭の上に、鉄筋と型枠を組み立て、型枠の中にコンクリートを打設して橋脚を完成させます。
Q.この工事の特徴は?
柱の基礎が大口径深礎杭であることが特徴です
大口径深礎杭は橋脚柱と深礎杭が直接結合し、フーチング(基礎)を設ける必要がありません。
この工法は、地表面を大きく掘削する必要がないため、山岳地形を崩さず、自然環境への影響を最小限に抑え、景観にも配慮することができます。
大口径で深い杭を施工することで、重い構造物を安定して支えることができます。
鉄筋接合部の位置を変更し、施工性を向上
橋脚躯体工の鉄筋組立において、主筋の鉄筋接合部(機械式継手)の位置を当初設計より4.0m下げるという工夫を行いました。当初設計の位置では高所での作業となり、別途足場などの設置が必要でしたが、鉄筋接合部の位置を下げることで地表面に近い場所での作業となり、足場の設置作業が減少し、配筋時および打設時の施工性を向上させました。
Q.進捗状況は?(R6年10月現在)
10月現在、橋脚コンクリート3リフト目の最終打設も無事に終わり、橋脚躯体工が完了。
11月上旬より外部足場の解体、橋脚の埋戻作業を行っていきます。
*工事だより*
(第1回)
(第2回)
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