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Employee Interview 社員インタビュー

前に進みたいと思えるのは、福津組だから。
たくさん学んで吸収し、土木の仕事を極めていきたい。

2022年
入社

株式会社福津組
工事部土木係
森川達郎 Tatsuro Morikawa

2022年入社、札幌出身。札幌科学技術専門学校を卒業後、新卒採用で株式会社福津組に入社。現在は土木エンジニアリング職として工事現場の施工管理を担当。趣味は釣り。

札幌出身の私が、古平町に就職した理由

私は自然が好きで、山や海などに出かけることが多いんです。福津組を知ったのも、専門学校の時に札幌から古平町の漁港に釣りに来ていた時でした。運転していた車にトラブルがあり、漁港で困っている私を見かけた福津組の人たちが助けてくれたんです。一生懸命に私を助けてくれる姿を見て、かっこいいなと思ったのが、福津組の第一印象です。
その後、就職活動を始めた頃に求人情報メディアで福津組という会社名を発見し、「あの時、助けてくれた会社だ」と応募しました。すぐに福津専務(当時常務取締役)からの提案で、1週間のインターンシップを開始し、古平漁港の工事現場を見学させてもらうことに。現場見学は、実際の工事の様子を知ることができて有意義でしたが、私はもっと深く福津組を知りたいと思っていたので、「何かできることはありませんか?」と積極的に手伝いをさせてもらいました。その中で感じたのは、福津組の人たちは思いやりがある人が多いということ。私を見かけると声をかけてくれる人がたくさんいて、その声かけに優しさを感じることが多かったです。インターンシップ期間中は、地元の民宿に宿泊していたのですが、その民宿の女将さんも優しくて、この土地の人たちはみんな温かいなと思い、就職を決めました。

成功も失敗も、すべてが仕事の糧に

入社後は、土木エンジニアリング職として工事現場の施工管理を担当。施工管理は、品質の高い構造物を造るために、計画した作業内容に基づいて安全を最優先にしながら、職人さんたちの配置や、資材、機械を手配し、計画通りに作業が進むよう運営しながら管理をするお仕事です。つまり現場のリーダーの役目なんです。なので、入社してすぐの段階では現場で指揮を執ることは知識と技量的に難しいので、上司から教えてもらいながら現場に慣れていきます。

私もいろいろ学んでから現場に出ましたが、「測量(そくりょう)」という作業が思い通りにできなくて…その時に「失敗してもいいから、納得するまでやってみよう」と、上司が長い時間付き合ってくれたんですよ。3回目でやっと納得できる作業ができた時には、やっぱりうれしかったですし、見守りながら丁寧に教えてくれた上司には感謝でした。
また、遠い現場に上司がいても「困ったことない?」と電話をくれて、定期的に私自身のことを心配してくれていました。その気遣いが、私は心強かったですね。
あと仕事を始めて意外だったのは、建設現場はICT化されていてデジタル技術が採用されているということ。「丁張り(ちょうはり)」と呼ばれる、施工する場所や高さを決めるための作業も、GPS機能付きのデバイスに連携した器材を使用することで一瞬で計測を行えるようになっているため、かなり効率化されています。最終的な微調整はミリ単位なので人が行うことが多いですが、このようなデジタル技術をこれからも効果的に活用しながら省力化に繋げていきたいです。

入社してから1年経った頃には、道路改良や橋の施工管理などに携わらせてもらいました。こう話すと、順風満帆に見えますが、ミスも失敗もたくさんあります。現場では常識的なルールや職人たち独自のルールを理解していなくて、失敗してしまったことも。
特に印象深いのは、借りたダンプを返却する際のルールです。私は、汚れたダンプは返却先が洗うことを事前に知っていたので、汚れたまま返却してしまったんです。返した後に、職人さんたちから「借りたものを洗って返すのは、常識だよ」と言われて、ハッとしました。また同じミスはしないと心に決め、職人さんたちにも「すみません、次回からは洗車をスケジュールに入れて組みます」と伝えました。
工事の工程を把握してスケジュールを組むのは当たり前ですが、一緒に働いてくれる人たちのルールも理解しながら、気持ちよく作業してもらえる環境を整えていくのも私の仕事であると気付かされた出来事でした。

挑戦できるのは、支えがあるから

これから挑戦したいのは、イチから工事計画を立てて、完成までプロジェクトを遂行させることです。まだ経験したことがないので、挑戦することができたら周りの意見をよく聞き、責任感を持って工事を進めていきたいと思っています。あとは私が経験したように若い人にも現場見学に来てほしいので、インターンシップを受け入れることができる工事現場にしたいです。バタバタした現場では受け入れが難しいので、余裕のある現場を作っていきたいです。

私が挑戦したいと思えるのは、周囲の方々はもちろん、会社からのサポートがあることも自信を持って踏み出せることに繋がっていると感じています。例えば、会社が必要と認める資格取得であれば、講習や受験費用は会社が負担してくれるんです。私は、施工管理技士などの資格取得の際にこの制度を利用しました。勉強する時間は就業時間内に確保してもらえるので、私の場合は、試験の2週間前から現場を離れて勉強に集中することができました。

有給も、現場の繁忙期以外は取りやすいです。私は有給を取ると、趣味の釣りへよく出かけています。この前は近所の浜でサクラマスを釣ってきて、社内で振る舞い大盛況でした(笑)。みんなが「美味しい」と食べてくれる姿を見れて、なんだか心地よかったです。

もし入社を考えている人がいて、「建設の仕事は難しそう」などの不安を感じている人がいたら、そこは心配いらないと思いますね。建設技術は日々進歩していて、デジタル技術がサポートしてくれる部分も増えています。それに福津組の人たちはかなり面倒見が良いので、困ってる人を放ってはおきません。専門的な知識をたくさん持っていることは武器になるかもしれませんが、努力する姿勢や頑張る気持ちが、福津組では一番大切だと私は思います。