©FUKUTSU

Employee Interview 社員インタビュー

目に見えるカタチで自分の仕事が残る。
この達成感と喜びは、何度味わっても新鮮です。

2000年
入社

株式会社福津組
工事部建築課長
玉田信一 Shinichi Tamada

二級建築士、1級建築施工管理技士。札幌市出身。大学で建築を学んだ後、新卒採用で株式会社福津組に入社。工事部建築課長として主に施工管理を担当している。趣味はDIYと温泉巡り。

教授の紹介と卒業生の活躍が後押し

入社以来、工事部で社会福祉施設や庁舎、漁港冷蔵施設などの建築物に関する施工管理業務に従事しています。工程計画の策定や作業員の手配、作業状況を記録するための写真撮影など業務内容は多岐にわたっています。私は大学で建築を学んでいましたが、バブル崩壊後の就職氷河期だったため求人数が例年の3分の1という苦しい状況。なかなか内定がもらえず悩んでいたところ、ゼミの先生から福津組を紹介されました。卒業生が勤務していたこともあり、ここなら大学での学びを生かせると考えて入社を決めました。入社と同時に古平町へ引っ越しましたが、当時は近くにコンビニすらなくて、札幌から来た私にとっては軽いカルチャーショックでした。色々と不便を感じながらも、どこかそれを楽しんでいたのを覚えています。何より海産物のおいしさは別格です。

完成するたびに苦労がリセット

一年を通して道内各地の現場へ出向きます。これまで一番遠かったのは新ひだか町かな。土木事業に携わる社員はさらに遠くへ行っているので、まだ近いほうかもしれません(笑)。受注のタイミングや納期によって忙しい時もありますが、建物が完成したときの達成感、誰もが目にするカタチで仕事の成果が残る喜びは何にも代えがたく、それまでの苦労をすべて吹き飛ばしてくれます。何度味わっても『この仕事をしていて良かった』と実感できる瞬間ですね。また、当社は公共事業をメインとしているため、実際に建物を利用する方の生の声を聞くことはほぼありませんが、たまに発注者様や施設の管理者様を通してうれしい言葉を耳にすると、次の現場への活力につながります。
仕事をする上で意識しているのは、効率よく進める工夫をすること。天候に左右される仕事なので、雨や雪によるトラブルで仕上げに遅れが出ないよう序盤にできるだけ作業を集中させたり、デスクワークでは工程表の作成や予算管理など、複数の作業を並行して行うことで無駄な時間を作らないようにしています。それが結果的には残業時間の短縮につながると考えています。とはいえ最も大切なのは、工事に関わるすべての人が怪我なく仕事を終えること。安心安全は徹底していますが、今後は一人ひとりがより安全に対する意識を高められるように、現場での指導や朝礼での情報共有、作業員の状況把握に努めていきたいです。

長く働ける理由は、居心地の良さ

入社して20年以上が過ぎましたが、これまで福津組で仕事を続けてこられた一番の理由は居心地の良さです。部署間の隔たりがなく社員間のコミュニケーションが活発なので、ベテラン社員にも話しかけやすい空気があります。資格取得に向けた手厚いサポートもあるので、若手社員や経験の浅い方には魅力ですね。一緒に仕事をする職人さんも気さくな人ばかりで、現場の雰囲気がいいから行くのが毎回楽しいです。入社当時はよく「職人さんの顔と名前はちゃんと覚えなさい」と先輩に言われたものです。ただ指示をするだけでは人は動きません。相手のことを知り、理解し、対話を重ねていくことで信頼関係を築くことができます。おかげで今でも、工事を進める中で迷う部分は気兼ねなく相談できますし、親身になってアドバイスしてくれます。単にものづくりが好きなだけでなく、こうした交流を楽しむことができる人が入社してくれたら心強いですね。私もまだまだ成長していきたいです。