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古平漁港東防波堤改良その他工事
工期 | 令和5年7月20日~令和6年1月9日 |
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工事概要 |
・構造物撤去工 ・海上地盤改良工 ・基礎工 ・本体工 ・上部工 ・根固・被覆工 ・消波工 |
コメント |
Q.何のために工事をするの? ⇒港の漁船を守るため 異常気象が増えている今、海では高波が発生しやすくなります。 その波が港に入って漁船が転覆しないよう、防波堤を強化する必要があります。 Q.何をする工事? ⇒防波堤を大きくして、波を防ぐ すでにある防波堤の高さ・幅・根の強さを拡大します。 具体的には ・古いコンクリートブロックを取り除く ・海中の土を掘り、石を詰める ・防波堤の幅を広げるために、新たにコンクリートを施工する ・新しいコンクリートブロックを据え付ける ・テトラポッドを製作、敷設する その他、漁港の老朽化したシャッターの交換も行いました。 Q.この工事で気を付けなければいけないところは? ⇒①周辺の漁業者に迷惑をかけないこと ②扱うものが重量級‟tクラス″であること ①漁港での工事は、漁業者の活動を妨げないことが前提です。 「工事の掘削による水の濁りを最小限にすること」「魚が網に入る時間帯は音を立てない」といった配慮が必要です。 ②重量物を扱うのに欠かせないクレーンによる事故には特に気を付けます。 Q.それを解決するためには? ⇒①汚濁防止フェンスの使用、および漁業者の方との入念な打ち合わせ ②クレーンの定期点検、部品の更新、伝わる安全教育 ①汚濁防止フェンス→水の濁りを掘削範囲内にとどめ、拡散しないようにしました。 漁業者との打ち合わせ→時間をすり合わせ、お互い活動しやすいように工程を組みました。 ②安全教育→無事故で終えるため、事務所に集まって定期的に安全教育を行います。作業する方々の間で認識のズレが生じぬよう、イラストやビデオを駆使したわかりやすい説明を心掛けました。 Q.アピールポイントは? ⇒作業員の体調と現場の風速をリアルタイムで遠隔確認できるシステムの活用 ウェアラブル端末(腕時計のようなもの)を作業員に装着してもらい、位置・健康数値(血圧、歩数、カロリー等)や転倒有無等を確認できるようにしました。またクレーンを使う現場は風速に気を遣うため、現場に風速計を設置しました。 これらのデータを現場事務所の大型モニターにリアルタイムで表示させて、遠隔でも作業をされている方々の健康状態の確認やクレーン作業の安全管理ができるようになりました。 Q.現場で働いている人について ⇒多様な人が働き、メリハリのある現場 作業員の方々とは何十年もの信頼関係がありますが、若手とベテランが気軽にコミュニケーションできる雰囲気作りや、作業の共通認識を持ってもらうための入念な打ち合わせは欠かせません。仕事は真剣に取り組み、休憩はしっかり取る。メリハリを持つことで安全に施工することができます。 Q.工事に対する想いについて ⇒長年海の仕事をしているが、基本は変わらない。安全第一、品質向上 現場では安全第一を心掛けながら、その上で品質のいい工事を。そのためにも材料の改良や管理の工夫など日々新たな技術を取り入れています。 自分も含め、現場で作業をしている仲間達が、帰って美味しいビールを飲むために、一日安全に仕事を頑張ってもらう。そのための土台・環境を作り続ける、そういった日々の積み重ねです。 |
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