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施工実績について Works
ボックスカルバート 着手前

一般国道5号 仁木町 東町改良工事

工期 令和5年5月9日~令和6年3月12日
工事概要 ・道路土工
・地盤改良工
・法面工
・カルバート工
・舗装工
・用水路工
・落差工
・排水構造物工
・構造物撤去工
コメント Q.何のために工事をするの?
高速道路を延伸するため
余市町から倶知安町への後志自動車道の延伸工事を行っています。
開通後は、新千歳空港から俱知安町へのアクセスが2時間に短縮され、後志全域の観光の活性化や多様な食の生産空間の維持・発展につながります。
本工事では、後志自動車道の整備により仁木町町道が分断されてしまうため、ボックスカルバートを設置し、今まで通り道路として利用できるようにします。

Q.何をする工事?
町道と高速道路を交差させるための構造物をつくる
仁木町町道3番線の上に高速道路を通すため、ボックスカルバートと呼ばれる箱型のコンクリート構造物をつくります。
1.アスファルトなど既設の構造物を撤去する
2.ボックスカルバート底面及びすり付け部の地盤改良をする
3.コンクリートを打設してボックスカルバートを施工する
4.ボックスカルバートの中の道路に側溝を設置し、舗装をする
また、高速道路がつくられることで、周辺の農地へ行く通路や農業用水路が分断されるので、それらをつくり変える工事も行いました。

Q.この工事で気を付けなければいけないところは?
周辺の営農者に迷惑をかけないこと
本工事周辺は農業が盛んに行われているため、工事に伴う粉塵が農作物に被害を及ぼさないような対策や、交通規制による農家の方々への交通障害が発生しないように対策・配慮する必要があります。

Q.それを解決するためには?
農家さん一人一人に工事に関する説明を丁寧に行った
・農作物への被害を防ぐために防塵ネットを張り、工事周辺道路には散水をして粉塵を防止しました。
・近くに集荷場がある町道を通行止めにして工事を行うため、農作物の納品に遅延が生じないように、迂回路を設置しました。

Q.アピールポイントは?
ICT施工によるWill工法で地盤改良を行った
・Will工法(スラリー攪拌工法)とは、特殊な攪拌翼を備えたバックホウタイプのベースマシンを使って、スラリー状(泥状)の固化材を地中に注入しながら、土と混ぜ合わせて改良する方法です。これにより、地盤を安定させることができます。
・ICT対応の地盤改良機を使用することで、固化材の分量、地盤改良する位置・深さのデータをリアルタイムで表示・記録し、情報を『見える化』して効率的に管理できるようになりました。

Q.現場で働いている人について
新卒や入社2年目の若手技術者を配置した現場
現場所長や先輩技術者は、常に冷静で頼りになる心強い存在なので、若手技術者たちは成長するための的確な指導やアドバイスを受けられる良い環境が整っていました。
また、所長が掲げた「普段よりちょっと格好いい作業をする」を意識して仕事に取り組んでいました。

Q.工事に対する想いについて
地域との信頼関係を築きながら、良い工事を完成させる
地域の方々との関係を大切にしながら工事を進めることが大切です。
定期的に交流し、説明を行うことで、地域の皆様から理解を得ることができました。
工事終了の挨拶に伺った際に、「お疲れさま」と言っていただけたことがとても嬉しかったです。
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